先日予告した通り、今日はブロンクスにあるニューヨーク植物園の話。
デール・チフリーという世界的に活躍するグラス・アーティストの展示を見るのが目的。鮮やかな色彩と大胆な構成のガラス作品と、さまざまな植物や池など自然の風景とのコラボレーション。
本当に美しい作品ばかりで、何百枚も写真を撮ったので、このブログにアップする写真を選ぶのに本当に苦労した! 写真ではその美しさを表現できないのだけど、何枚かご紹介。
※下記のチフリー公式ウェブサイトにもたくさんの写真やビデオがあるので要チェック
睡蓮の浮かぶ池とのコラボレーション。

噴水の真ん中に立つ「Sun(太陽)」という作品。

温室のシダと一緒に並ぶ、太古に咲く花のような作品。

林の中でまるで山菜のよう。

「生け花シリーズ」という作品群。日本の生け花を見てインスパイアされた作品なんだそう。

ラッキーなことに、「Chihuly Nights」という、夕暮れから夜にかけて作品をライトアップするイベントも楽しむことができた。同じ作品も、光の具合によって全く違う雰囲気。幻想的で言葉も出ないくらい。


残念ながら、ニューヨーク植物園でのチフリーの展示はもう終わってしまったけど、ブロンクス植物園だけでも本当にすばらしいのでぜひ。ニューヨーク市内とは言え、国立公園で、広大な土地の中にはブロンクス・リバーが流れていたり、小さな滝があったり、なるべく原生林を残してあったり。四季折々の植物が楽しめるし、とてもすばらしい。
チフリーの作品も精力的に世界各地を回っているようなので、本物を見る機会があればぜひ!
■ニューヨーク植物園
http://www.nybg.org/■ゲール・チフリー公式ウェブサイト
http://www.chihuly.com/
ニューヨークで9月末から3カ所で順に開催されていた「蔦谷喜一のぬりえ展」。最終日の今日、滑り込みで見に行ってきた。
1950年代に大ブームになったという「きいちのぬりえ」。どこか懐かしく、でも50年以上前とは思えないポップで新鮮なイメージも併せ持っている。今、世界で人気となっている日本の"かわいい"ポップ・アートの原点とも言うべき作品。

とても可愛らしいのだけど、どこかエロチックというかロリコンっぽい雰囲気のある作品も。例えば下記などは、超ミニスカートだし、太股のあたりもむっちりしているし(笑)。

実際、アメリカでもちょっとオタクっぽいファンが多いのだとか。
土曜日で最終日ということもありたくさんの人が見に来て、真剣に見入っていた。
ところで、日本では、大人の間でぬりえが流行っているのだとか?昨年、喜一が亡くなったことで人気が再燃しているのもあるかもしれないけど、確かに一心不乱に色を塗っていくのは、集中できるし、ストレス発散になるのかも。
私も、久々にぬりえがしたくなっちゃった〜!
■主催の大西ギャラリー
http://www.onishigallery.com/■日本のぬりえ美術館
http://www.nurie.jp/■きいちのぬりえ
平安時代の絵巻物から現代の絵本まで、200点以上の日本の絵本を展示した「Ehon: The Artist and the Book in Japan」が、ニューヨーク公立図書館(New York Public Library)で、10月20日から開催される。
友人Fちゃんのお誘いで、寄付をしている人のための特別プレビューに入れてもらい、ガイド付きで展示を見させていただいた。

仏教の経典、風景画、版画…など実に多彩な絵本がずらり。「よく、これだけコレクションしているなぁ」というのが正直な感想。Fちゃん曰く、日本の美術は多くが戦後に海外に持ち出されたり、売られたりして、あまり日本には残っていないのだとか。

展示方法もなかなかユニーク。年代ごとに区切るのではなく、テーマごとにくくられているため、ひとつのテーマに対していろんな年代からの視点で見ることができて興味深い。
展示は来年の2月4日までで、入場は無料なので、近くに立ち寄った際にはぜひ。
入り口部分にも折り鶴を使ったオブジェ。

アメリカ人が非常に熱心にガイドの説明に聞き入って、真剣に見入っていたのを見て、嬉しく思った。
ところで、ニューヨーク公立図書館に入るのは、実はこれが初めて。ミッドタウンのブライアント・パークという公園に隣接していて、よく近くを通るのに、なぜか足を踏み入れたことがなかった。

150年以上の歴史を持つ重厚感ある建物で、3階部分にあるリーディング・ルームやリサーチ・ルームはとてもエレガントな雰囲気。誰でも自由に使うことができるし、ツアーなども定期的に開催されているようなので、また立ち寄ってみたいと思う。


■ニューヨーク公立図書館
http://www.nypl.org/Fifth Avenue and 42nd Street
先日、ロックフェラーセンター付近を歩いていると、大きな鏡らしきものを設置中。
何だろうと思っていたところ、イギリスを拠点に国際的に活躍するアーティスト、アニッシュ・カプアー氏が制作したスカルプチャー(彫刻)なんだとか。
「スカイ・ミラー」と名付けられたこの作品は、見る方向によって周囲のビルや通りを歩く人々など、いろんな景色が映りこんで、とても興味深い。
ロックフェラーセンター側からの「スカイ・ミラー」。鏡に映っているのは、ロックフェラーセンタービルのてっぺん。

五番街側からの眺め。設置工事中の写真なので、クレーンが映っている。

同氏の作品が屋外に展示されるのは初めてなんだとか。10月24日まで展示されているそうなので、お近くに行く際はぜひチェック。
■ロックフェラーセンター ウェブサイト
http://www.rockefellercenter.com/■ロックフェラーセンター関連の記事
・
20年ぶりに再開!ロックフェラーセンター展望台 ・
クリスマスの五番街・
クリスマスの夜
「イントレピッド海洋航空宇宙博物館(Intrepid Sea, Air & Space Museum)」が、10月1日からリノベーションのため約2年間閉館になるというので、その前に見ておこうと思い、ちょっと立ち寄ってみた。

この博物館は、1970年代に退役艦になった空母イントレピッド自体を展示しているもの。現在では、艦内で、海、空、宇宙に関する科学技術を紹介している一方で、この戦艦の戦争体験を展示している。第二次世界大戦時には、日本との戦い(レイテ沖海戦)などにも参加したり、ベトナム戦争にも参加した空母なので、やはり、戦争色が濃いような気がする。


個人的には、「見た人が、戦争体験を振り返り、世界平和への願いを強くできるような展示にすればいいのに…」と感じてしまった。やっぱり、戦いの道具をただ展示するのは、気持ちいいものではない。今のような展示だと、小さい子どもには「軍艦や戦車ってかっこいい!」とだけ映ってしまうんじゃないだろうか、とちょっと心配に。
でも、乗り物や宇宙好きの人は必見の博物館。
空母の大きさを実感できるだけでも、結構興味深いかも。下記の写真は、船上なんだけど、野球ができるくらい広い!

個人的には約2年後のリニューアルに期待(苦笑)!
■Intrepid Sea, Air & Space Museum
http://www.intrepidmuseum.org/■過去の参考記事
・昨年ワシントンDCで見た「国立航空宇宙博物館」は、子どもの未来への夢をかき立ててくれてよいと思う。
空や宇宙への夢が詰まった国立航空宇宙博物館へ・サンフランシスコに言ったときに見た潜水艦の話
潜水艦内を探検!USSパンパニト