New York ものがたり

3年ぶりに東京に戻っています!逆カルチャー・ショックや浦島太郎ぶり、ニューヨークとの比較などをアップしていくつもりです。

The Gates

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今日は、「ニューヨーク史上最大のアート」と言われている「The Gates」というアートを見にセントラルパークへ。

何と、セントラルパーク内の遊歩道37㎞に7500ものゲート(門)を建てて、その門からオレンジ色の布を下げる…というもの。何ともスケールの大きいアート!

この作品を手がけたのは芸術家・クリスト&ジャンヌ・クロード夫妻。クリスト氏は「The Wrapping Artist」と呼ばれ、これまでにも旧ドイツ帝国議会議事堂を布で包んだり、フロリダにある11の島の周囲をピンクの布で囲ったり、茨城県とカリフォルニアに1340本もの巨大な傘を並べたりするなど、世界各地でスケールの大きいアートを展開してきたアーティスト。

この「The Gates」は1979年に考案。市の許可を得るまでに24年、制作期間を含めて実に26年もの歳月がかかったらしい。それも約21億円の全費用は自己調達。自分の作品を売ってお金を作ったらしい。すごい情熱!

この作品には特にコンセプトはないらしい。
でも、冬の枯れた木々の間で揺れるオレンジ色の布は本当に美しく感動した。色や形から、何となく神社の鳥居や参道を思い出した。「門(ゲート)」って、何かの始まりや入口…みたいな新鮮なイメージがある。次々と門をくぐり抜ける体験はとてもワクワクした。
こんなに歳月や情熱がかかったこのアート、たった16日間しか公開されないらしい。ぜひ、公開中にもう一回足を運びたい。

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