New York ものがたり

3年ぶりに東京に戻っています!逆カルチャー・ショックや浦島太郎ぶり、ニューヨークとの比較などをアップしていくつもりです。

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慣れても染まりたくないこと

このブログにもこれまで何度か書いてきたけど、日本とアメリカの大きな違いのひとつは「サービスの質」だと思う。

こちらでは、ブスッとしている店員は多いし、自分の店で売ってるものを知らない店員もいっぱいいるし、レジにたくさんお客が並んでいるのにテキパキする様子もないし、時間もいい加減だし…。もうさすがに慣れたし、アメリカで気持ちのいい応対は期待していないんだけど、それでも「もう少し何とかならないの?」って思うことが多い。

ちょっとおもしろい例があって、日本から進出しているシュークリーム屋があるんだけど、お客がシュークリームを買ってお会計の後に、日本人の店員だと当然のように「ありがとうございました」って言うことがある。それを聞いたアメリカのクラスメイトが「あの店員は会計の後に何て言ってるのか!?もっと買ってくれ、って言ってるのか!?」って慌てふためいて聞いてきた。つまり、アメリカではお客に「ありがとうございました」って言わないので、何て言っているのかわからなかった…という訳(苦笑)。私が「いやいや、あれは買ってくれてありがとう、って言っているんだよ」と説明すると、えらく感動していたものだった。

まぁ、確かに日本はサービス過剰かもしれない(実際、パソコントラブルで国際電話をかけている時ですらあまりに丁寧すぎてイライラしたこともある)。でもこういった丁寧な応対は「サービス」というより「気持ち」の問題だし、やっぱりお客として気持ちがいいものだと思う。

ところが、今日、ちょっと考えさせられることがあった。某日本の書店で購入した本にミスプリントがあったので交換しに持っていった。ふつうだったら「申し訳ございませんでした、お取り替えします」と言って、店員自ら本を取りに行って袋に入れ替えるであろうところ、その店員はチラッとミスプリントのページを一瞥して「あ、どうぞ」の一言だけ。

もちろん、ミスプリントしたのは出版社(印刷会社)で書店のせいではないけど、自分のところで扱っている商品に欠陥があったら、一言「お手数をおかけして申し訳ありませんでした」とか言うのが日本人の商売。お客がわざわざ取り替えに出かけて、お客自ら該当の本を取りに行ったんだし。

そこは、ニューヨークに存在しているけど日本の書店で、日本人の店員で、私は日本人のお客なんだから、日本人としての常識的な対応があるんじゃないかなぁ。すごく些細なことかもしれないけど、ちょっと悲しい気分だった。「丁寧な対応」っていうのは、日本のサービスの長所のひとつじゃないかと思う。だんだんアメリカ滞在が長くなると、アメリカのぞんざいなサービスに慣れてしまって、日本のサービスの良さを忘れてしまうんだろうか。私自身、ぞんざいなサービスに慣れることはできても、染まらないようにしたい…と思った。

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